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<復興事業>造成工事で基準超の岩 気仙沼市が提訴

 気仙沼市は30日、東日本大震災の復興事業として同市鹿折地区の水産加工施設集積地の造成工事を発注したアルファー建設(宮城県気仙沼市)が、契約の基準を超える岩を埋めたために撤去費用などが生じたとして、同社に約9470万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
 訴えによると、同社が2013年6月〜14年5月にかさ上げ造成工事をした後の用地に、基準(直径約25センチ程度)を超える岩が埋められていた。市は別の業者に撤去させ、工場稼働が遅れた水産加工会社に損害賠償金を支払った。
 市は16年3月、県建設工事紛争審査会に調停を申し立てたが、調停委は合意成立が困難と判断。今月1日に調停を打ち切ったため、提訴に踏み切った。
 菅原茂市長は「不適切な施工で不当な損害を受けた。法廷の場でも市の正当性を主張していく」とコメントを出した。同社の担当者は「土砂は全て気仙沼市から支給されたものだ。事実関係の認識に違いがある」と争う考えを示した。


2017年08月31日木曜日


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