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<骨寺村荘園遺跡>建物跡とみられる遺構出土 鎌倉期絵図との関連調査

竪穴建物跡が見つかった骨寺村荘園遺跡の発掘調査現場

 一関市教委が本年度行っている骨寺村荘園遺跡(岩手県一関市厳美町)の発掘調査で、方形に近い竪穴建物跡とみられる遺構が出土したことが30日、分かった。鎌倉時代の絵図に記された「骨寺堂跡」との関連を慎重に調べている。
 高台エリアの平泉野(へいせんの)台地でトレンチ(試掘)調査を実施し、2カ所で建物跡を確認した。このうち1カ所は約5.5メートル四方の建物跡とみられ、柱穴もあった。
 遺跡周辺で多く見つかっている縄文時代の竪穴住居跡とは特徴が異なっているという。市教委は11〜15世紀に造られた建物の可能性もあるとみて、付近の発掘を進める。
 現地調査した平泉遺跡群調査整備指導委員会は「現時点で評価は難しく、さらなる調査が必要」との認識を示した。
 骨寺村荘園は奥州藤原氏の初代清衡が中尊寺の僧に与えたとされる荘園。世界遺産「平泉の文化遺産」への追加登録に向け、骨寺堂跡など中世の遺構発見が期待されている。


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2017年08月31日木曜日


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