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<福島第1>規制委、水位低下の通報遅れ巡り 東電を批判

 東京電力福島第1原発で地下水位が一時低下し原子炉建屋から高濃度汚染水が外部に漏えいする恐れがあった問題で、原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は30日、規制委への通報遅れや公表の在り方を巡り「起きたことを小さく伝えようとしている。正しく社会に発信できていない」と東電の姿勢を批判した。廃炉作業に関する規制委の会合で述べた。
 規制委は、東電の初動対応などが原子炉等規制法に基づく実施計画に違反している可能性があるとみて引き続き調べる。
 更田氏は、東電が、規定を逸脱するトラブルが起きたとの宣言を出さなくてもすむように国の文書を都合よく解釈したと指摘。水位低下に関する東電の広報についても「工学的な常識に照らせば(環境への)影響は極めて小さいと思う。しかし直後の水質分析だけを根拠に『影響はない』というのは、子供だましだ」と語気を強めた。
 東電によると、今月2日夕、4号機近くの井戸で地下水位が低下したと警報が鳴った。担当者は水位計の故障と誤った判断をしたため、現場確認や規制委への通報が翌日にずれ込んだ。


2017年08月31日木曜日


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