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災害公営住宅整備に尽力 南三陸に派遣5年の佐藤さんが退任

派遣期間を終え、佐藤仁町長(右)から感謝状を贈られる佐藤さん

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町に5年務めた東京都の任期付き職員佐藤季治(すえじ)さん(69)が31日、退任した。一貫して災害公営住宅の整備に尽力した佐藤さんは「古里に戻る人が増え、町が発展してほしい」と願う。
 佐藤さんは岩手県岩手町出身で東京の建設会社OB。マンション建設の現場監督を務めた経験を生かそうと、都が被災地派遣のために全国で初めて募集した任期付き職員に手を挙げた。
 2012年9月、町復興事業推進課に就いた。「まだ被災した車が積み上げられていて、大変な被害だったことを改めて感じた」と振り返る。
 佐藤さんは災害公営住宅を設計、建設する業者との調整を担当。高齢者にも分かりやすいように、林立する棟ごとに入り口を色分けするなど工夫を施した。
 今年3月に8カ所の災害公営住宅の整備が完了。佐藤さんは「住まいを得た町民の喜ぶ顔を見てやりがいを感じた。一緒に働いた同僚の皆さんに感謝したい」と話した。
 東京都は12年9月、岩手、宮城、福島3県に土木、建築に関わる任期付き職員47人を初派遣。このうち佐藤さんを含む17人が今月31日、5年間の任期を終えた。


2017年09月01日金曜日


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