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バタフライでアマ日本一の警察官「スイマーよ、警察官目指して」

日本実業団水泳競技大会に臨む大友巡査

 警察官として治安維持に力を注ぎながら、水泳競技を続けている巡査がいる。東日本大震災をきっかけに警察官を志した宮城県警岩沼署の署所在地交番の大友瑛史(あきふみ)さん(26)。自分と同じように水泳で鍛えた後輩たちにも警察官として後に続いてほしいと泳ぎ続けている。職務と競技を両立しながら「30歳までは続け、水泳畑の警察官を増やしたい」と意気込む。
 第25回県スプリントフェスティバル50メートルバタフライ1位、第9回CMCマスターズスイムミート100メートルバタフライ1位、第70回県民体育大会50メートル、100メートルともにバタフライ1位。大友さんの本年度の成績だ。7月半ばのジャパンマスターズでも100メートルバタフライで優勝し、アマチュア日本一に輝いた。
 練習は仕事のない日に週2日程度、2時間で3キロと決めている。毎日のように15〜20キロを泳いだ東北高、新潟医療福祉大(新潟市)の頃と比べると練習量は極端に減った。
 その分、短い時間でも体に負荷のかかるようトレーニング内容を工夫。プロも集う8月の日本実業団水泳競技大会では、昨年より順位を五つ上げて10位とし、8位入賞まであと一歩に迫った。
 大学2年の時、震災の津波による行方不明者の捜索をテレビで見て、警察官を志望した大友さん。2014年に県警に入った後も競技を続ける理由について、「学生時代に選手生活を過ごしても、水泳で食べていけるのは一握り。それならば鍛えた体を治安維持に生かしてほしい、と後輩にPRしたかった」と話す。
 大友さんは「職務が最優先だが、これからも水泳で結果を出し、『こういう警察官もいるのか』と後輩に興味を持ってもらえれば」と前を向く。


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2017年09月01日金曜日


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