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<能代松陽高いじめ>いじめ防止策「尽くさず」 法務局、人権侵犯と認定

 秋田県能代市の秋田県立能代松陽高で2014年度と15年度に当時の女子生徒が運動部の部員からいじめを受けた問題で、秋田地方法務局が学校の対応に「人権侵犯の事実があった」と認定していたことが31日、分かった。
 情報公開請求で開示された文書によると、同校の前校長は15年2月ごろ、女子生徒が部内でいじめを受けているとの相談を受けていた。しかし、必要な措置を講じることなく、同年3月の部活の遠征先で他の部員から取り残されるなどのいじめを継続させたと事実認定した。
 法務局は「前校長は義務を十分に尽くさず、いじめを継続させており、人権擁護上看過できない」などとし、今年4月にいじめの再発防止に向け適切な措置を取るよう現校長に要請した。前校長は既に退職した。
 県教委高校教育課の担当者は「真摯(しんし)に受け止め、このようなことがないよう対処していく」と話した。法務局の担当者は「個別の案件にコメントできない」と話している。
 被害女性は今年7月、いじめ防止対策推進法に基づき、当時の学校と県教委の対応を再調査するよう佐竹敬久知事に請求。県は再調査の可否を検討する審査会を健康福祉部に設け、会合を2回開いた。9月にも被害女性に聞き取りする予定。


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2017年09月01日金曜日


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