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<防災の日>互いに譲って 一時滞在 仙台駅で帰宅困難者訓練

限られたスペースに身を寄せ合い、保温シートにくるまる訓練参加者=1日午前10時20分ごろ、JR仙台駅東西自由通路

 大規模災害発生時に帰宅困難者がJR仙台駅周辺に押し寄せる事態に備えようと、仙台市やJR東日本などは防災の日の1日、同駅周辺で一時滞在場所の運営訓練を実施した。学生ボランティアや事業者ら約350人が参加した。
 最大震度6強の地震でJRと市地下鉄が運行できず、帰宅困難者が駅の東西2カ所などに殺到する状況を想定。昨年3月に拡張した東西自由通路を初めて一時滞在場所として活用した。
 窮屈な状況を体感してもらうため、ブルーシート1枚に座れる人数を制限。参加者は保温用のアルミシートにくるまって身を寄せ合った。宮城学院女子大2年の高橋あかりさん(19)は「災害時は、さらに大人数が駅に集中する。狭い空間で互いに譲り合うことが大切だと感じた」と話した。
 駅近くの宮城第一信用金庫本店も33人を受け入れ、職員が5階会議室に誘導した。矢野弘文理事長は「水害や大規模停電にも対応できるよう訓練を重ねたい」と語った。
 東日本大震災では仙台駅周辺で約1万1000人の帰宅困難者が発生。市はその後、駅周辺に12カ所9610人分の一時滞在場所を確保した。


2017年09月02日土曜日


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