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<入試のツボ>苦手克服にも好影響

得意教科の生かし方・つくり方

◎成績アップ(1)得意科目

 得意教科があってその勉強がうまくいっている生徒は、その他の教科にもプラスの波及効果を生み出す。これは経験上、確かなことだと思っている。
 まず時間的な面。得意教科の勉強は試験前でも慌てないため、その他の教科の時間をしっかり確保できる。
 次に精神面。得意で高得点を取れる教科があれば、勉強に対する自信が付く。それが苦手教科を勉強する際も「得意教科と同じように頑張ればできるかも」というプラスの気持ちを生み出す。その結果、苦手教科が次第にできるようになり、うれしくてさらに勉強に熱が入る、という好循環になる。
 「学習の転移」という言葉がある。得意なものがその他のものに好影響を及ぼすこともあるという。例えば将棋が得意な人は、その後にチェスを始めても上達が早いらしい。受験で苦手教科を克服することはもちろん大切だが、このように「得意教科をつくる」ことが極めて重要だと言える。
 得意教科を尋ねると「全教科不得意」と言い切ってしまう生徒がいる。そんな生徒には、他の教科よりも勉強するのが好きな教科や、平均点より少しでも得点の高い教科から取り組むことを勧めたい。
 「勉強を得意にするにはどうしたらいいか」という質問も受けるが、何もしないで得意になるはずがない。勉強量を増やし、知識を身に付け、分かることを増やす。そうやって勉強が徐々にでも面白いと思えるように取り組むことが第一歩だ。(あすなろ学院・進藤誠富谷大清水教室長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2017年09月02日土曜日


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