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<民進代表選>東北の県連 共闘の行方に不安も

 民進党代表選で前原誠司元外相が新代表に選ばれた1日、東北の各県連からは党勢回復への期待と、野党共闘の行方を不安視する声が上がった。10月には衆院青森4区補選、宮城県知事選があり、両県連の関係者は「地域の実情に沿って対応してほしい」と求めた。
 自民党現職の死去に伴う衆院青森4区補選(10月10日告示、22日投開票)の対応に追われる青森県連。北紀一副代表は「共闘に否定的な前原氏は都会型の選挙を意識しており、地方に目を向けていない」と不安をのぞかせた。
 補選で共産、社民両党との連携に向けた議論はこれから。奈良祥孝幹事長代行は「共闘路線は厳しくなる。他党と連携しなければ選挙に勝つのは難しい」と懸念する。
 昨年の参院選、7月の仙台市長選で共闘による連勝を収めた宮城県連は、知事選(10月5日告示、22日投開票)で4選を狙う村井嘉浩知事(57)への対立候補擁立を模索する。
 岡本章子幹事長は蓮舫氏と近い枝野幸男氏の落選を「過去のイメージを払拭(ふっしょく)したいという党関係者の決意の表れ」と分析。共闘については「共産と一切連携しないなどという極端な議論ではなく、各地域の選挙事情を踏まえて判断すべきだ」と指摘する。
 国政選での野党共闘に慎重な前原氏の路線に対し、各県連の受け止めはさまざまだ。「期待感ではなく、危機感を背負っての船出だ」と指摘したのは、秋田県連の沼谷純代表。「共産との関係をリセットしてでも党の政策や立ち位置を鮮明にすべきだ」と支持する。一方、岩手県連の高橋元(はじめ)代表代行は「県内は既に野党の共闘関係が構築されており、協力体制に影響はない」と冷静に受け止める。
 福島県連の亀岡義尚幹事長は「国民が求めるのは政権交代の受け皿となり得る政党。党が目指す社会像と具体的な政策を明確に示してほしい」と要望。山形県連の吉村和武幹事長は「今後の共闘は地域事情を説明して対応する。新代表の下で団結し、党勢拡大に努めたい」と結束を誓った。


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2017年09月02日土曜日


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