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豪雨浸水避難ビルへ 地域住民ら約1600人参加 仙台市若林区

2階と屋上に400人を収容できる津波避難ビルに避難する地域住民=仙台市若林区二木

 大雨による大規模水害を想定した防災訓練が2日、仙台市若林区の指定避難所や津波避難ビルなど計7カ所であった。市総合防災訓練の一環で、地域住民ら約1600人が参加した。
 訓練は台風の接近に伴う記録的大雨で、河川の氾濫や土砂災害が懸念されるとの想定。今年3月までに市が整備した津波避難ビル・タワー5カ所を同区の総合防災訓練で初めて使用し、町内会主体で避難方法や経路を確認した。
 区南東部の六郷地域は周囲に高台がなく、河川が氾濫した場合、広範囲に2メートル以上の浸水が想定される。津波避難ビル・タワーは簡易トイレや発電機、非常食などを備え、市は大規模水害時にも活用を見込む。
 昨年8月の台風10号による豪雨被害を受け、「避難準備情報」の名称が「避難準備・高齢者等避難開始」に変更されたことも周知した。住民対象の研修では市職員が「避難先は2カ所以上想定しておいてほしい」と呼び掛けた。
 二木町内会の阿部東悦会長(70)は「津波と比べ、大雨への防災意識はまだ浸透度が低い。地区には大規模水害の記録もあり、訓練を通じて地域の対応力を高めていきたい」と話した。


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2017年09月03日日曜日


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