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<防災の日>津波遡上 ヘリで救助 名取で訓練

津波から逃げ遅れた市民役(右)が防災ヘリでつり上げられ、搬送された

 防災の日(1日)に合わせ、宮城県と名取市は2日、同市のイオンモール名取駐車場など、市内4カ所で総合防災訓練を実施した。消防や県警などを交えた実動訓練は2014年以来、3年ぶり。
 約60の機関や団体のほか、市民ら計約1000人が参加した。午前9時、県沖を震源とするマグニチュード(M)9.0の地震が発生し、市内で震度6強を観測。3分後に大津波警報が発表され、1時間後に津波が到達したという想定で訓練した。
 津波の遡上(そじょう)で氾濫した増田川で溺れた市民の救助では、小型無人機「ドローン」で浮輪を落とし、県防災ヘリコプターでつり上げて搬送する訓練が初めて行われた。16年10月に運行が始まった救急医療用の「ドクターヘリ」も訓練で初運用された。
 訓練統監を務めた村井嘉浩知事は「津波の最中に人が近づくことはできないが、ドローンならば可能だ。いつ起きるか分からない災害に備えて多くの方が参加し、非常に有意義な訓練になった」と述べた。
 防災の日の訓練は1963年に始まり、49回目。2015、16年は大雨や台風の影響で中止された。


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2017年09月03日日曜日


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