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<眞子さま婚約内定>「まこしー」お幸せに 東北の被災地から祝福

被災地支援で訪れた岩手県山田町で子どもたちのものづくり体験を温かく見守る眞子さま(右)=2011年7月2日(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン提供)
岩手・岩泉 佐々木さん

 秋篠宮家の長女眞子さま(25)と小室圭さん(25)の婚約内定会見が行われた3日、東日本大震災や台風で被害を受けた東北の被災地でも祝福の声が広がった。ボランティアとして、皇族として被災地に足を運ばれ、人々を励ましてきた眞子さま。7月の九州北部豪雨被害を案じて会見を延期し、被災地に寄せる思いの深さを感じた被災者らは「末永くお幸せに」と喜びを分かち合った。

◎「まこしー」お幸せに/11年7月岩手・宮城で児童ケア

 眞子さまは国際基督教大(ICU)在学中の2011年7月、震災で津波被害を受けた宮城、岩手両県の沿岸部に駆け付けた。
 「まだ被災地にがれきが残り、ハエがたくさん飛んでいた時期。一人の学生として、被災地支援に参加していただいた」
 ボランティアを企画した公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京)で当時、受け入れを担当した津田知子さん(41)は振り返る。
 11年7月2、3の両日に岩手県山田町と大槌町、同25〜29日には石巻市を訪問。このうち石巻市には、法人の拠点があった仙台市から他のボランティアやスタッフと同じ車で来た。
 5日間で十数カ所の放課後児童クラブを回り、心のケアを目的とした化学実験で子どもたちと触れ合った。素性を明かさずに「まこしー」の愛称で明るく振る舞い、作業を手伝ったりおしゃべりをしたりして優しく見守った。「弟の悠仁(ひさひと)さまがいるから子どもの接し方にすごく慣れていた」と津田さん。「ニュースで初めて聞いた時は驚いた。幸せな家庭を築いてほしい」と婚約を祝福する。
 当時、万石浦小の放課後児童クラブで働いていた同市渡波の支援員阿部恵久代さん(58)は化学実験の片付けを始めた時に気付き、同僚と「眞子さまだよね」と確認し合ったという。
 阿部さんは津波で自宅が全壊し、父親の秋次郎さん=当時(86)=を亡くした。同様に被災して避難所から通う児童もいた。「ボランティア精神で被災地に来ていただいてうれしかった。温かい気持ちを持ち合わせている方なので、皇室を離れてもきっと良い家庭をつくると思う」

◎「普通の生活送って」/台風10号豪雨避難所訪問

 眞子さまは昨年10月、いわて国体の開催に合わせて岩手県を訪れ、同年8月の台風10号豪雨で甚大な被害を受けた岩泉町の避難所を見舞われた。
 同町乙茂(おとも)の自宅が流失し避難中だった佐々木達也さん(63)は「皇族としての眞子さまにみんな元気づけられたが、結婚すれば一般人になる。静かな、人並みの幸せを手に入れてほしい」と話す。
 「大変でしたね」「頑張ってください」。被災者の目を真っすぐ見て真摯(しんし)に語り掛け、「やっぱり特別な人」と感じた。一方で、子どもやお年寄りの求めに応じて気さくにハイタッチする姿に「親しみやすい普通のお嬢さん」とも思った。
 佐々木さんは「婚約者の小室さんも今風の好青年でお似合いのカップル。なかなか周囲が放っておかないかもしれないが、夫婦で買い物をしたり食事に出掛けたり、ごく普通の幸せな生活を送ってもらいたい」と願う。


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2017年09月04日月曜日


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