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「日本一のアカガイ」名取・閖上で漁始まる 色味良く、実入り順調

水揚げしたアカガイを軽トラックに積む漁業者
水揚げされた閖上のアカガイ

 東日本大震災で被災した宮城県名取市の閖上漁港沖で4日、質、量ともに「日本一」と称されるアカガイの今季の漁が始まった。台風15号の影響が心配されたが、量も実入りも例年並みで、浜は約2カ月ぶりの水揚げに活気づいた。
 「JF永福丸」(4.9トン、2人乗り組み)など9隻が出漁し、漁港から約5キロ沖合で計約350キロを採った。色味が良く、実入りも順調だといい、1キロ当たり4830円〜1621円と昨季の終盤よりも高値が付いた。東京・築地などに出荷される。
 閖上漁港沖は津波でアカガイが生息する泥が流されており、台風でうねりがあるとアカガイに影響が出やすいとされる。泥の量は徐々に戻りつつあるが、震災前の状況になるにはさらに数年かかるという。
 永福丸船長で、宮城県漁協閖上支所運営副委員長の沼田洋一さん(58)は「台風の影響を覚悟して漁に出たが、閖上のアカガイの状態はいい。皆さんにおいしいアカガイを食べてもらいたい」と話した。
 アカガイ漁は来年6月末まで続く。


2017年09月05日火曜日


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