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<仙台秋保醸造所>新規ワイナリー応援 専門家らが毎月セミナー

ワイン醸造やワイナリー経営を学ぶプロジェクトの第1回セミナー

 宮城県内で増えつつあるワイン造りの担い手を支えようと、醸造や経営の専門家がノウハウを伝授するプロジェクトが、仙台市太白区の仙台秋保醸造所で始まった。セミナーや実習を2018年度末まで毎月1回以上実施し、ワイナリー運営を軌道に乗せる手助けをする。

◎醸造や経営ノウハウ伝授

 8月末にあった第1回セミナーには、南三陸町、大和町、栗原市でブドウ栽培を始めた3団体が参加。いずれも数年後にワインの醸造開始を見据えており、「中山間地を活性化させたい」「水っぽい土壌に苦労している」などと抱負や悩みを語った。
 南三陸町入谷を拠点にする「南三陸ワインプロジェクト」の藤田岳共同代表は「4月に苗700本を植えたばかり。技術を学ぶとともに、県内の他のワイナリーや専門家とのつながりを広げたい」と話した。
 セミナーなどを主に担当するのは、ワイナリーコンサルタント「マザーバインズ」(東京)。エッセイスト玉村豊男氏が経営する「ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー」(長野県東御市)のコンサルティングなどで知られ、栽培や醸造、ブランディングを具体的な事例に即して指導する。
 マザーバインズの陳裕達代表は「全国的にワイン生産を志す人は増えている。助走期間に勉強して、しっかりしたプランや技術を持ってほしい」と指摘した。
 仙台秋保醸造所の毛利親房代表は「みんなで一緒に経験を積み、技術を高めようというプロジェクトだ。やがては連携してワインツーリズムなどを仕掛けていきたい」と語る。
 宮城県農産園芸環境課によると現在、県内のワイナリーは2カ所。ワイン生産に向けてブドウ栽培を始めた団体は南三陸、大和、栗原を含め5カ所程度あるという。


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2017年09月06日水曜日


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