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<東京パラ>車いすバド16歳小沢選手 巧みなラケットさばきで「金」目指す

東京パラリンピックでの金メダルを目指し、車いすバドミントンの練習に打ち込む小沢選手

 宮城県による2020年東京五輪と東京パラリンピックへの出場を目指す地元ゆかりの選手の強化支援事業「みやぎアスリート2020」で、車いすバドミントンの小沢伸一郎選手(16)=東北学院高2年=が本年度の指定を受けた。本格的に競技を始めて4カ月ながら、高い技術で成長著しい注目株は「東京パラで金メダルを目指す」と意気込む。
 事業は昨年度から始まり、本年度は54人が指定を受けた。県から上限付きで大会参加費や用具購入費用などの補助を受けられる。8月21日に県庁で村井嘉浩知事から指定証を受け取った小沢選手は「練習を重ね、上のレベルに付いていきたい」と抱負を語る。
 歩行ができた小学時代はサッカーに取り組み、東北学院中でバドミントンに転向して県大会で準々決勝に進んだ。両脚の機能が衰えて昨年春から車いすを使っており、今年5月から本格的に車いすバドミントンを開始。8月の渋谷区長杯パラ大会(東京)で8強入りするなど、早くも実力を発揮している。
 持ち味は巧みなラケットさばき。ネットすれすれに高速でシャトルを放つドライブが大きな武器だ。「(車いすを使う前に)立位でやってきたので、ラケットさばきは自信がある」と胸を張る。
 さらに上のレベルを目指し、チェアワーク(車いす操作)の習得に力を入れる。障害の有無に関係なくプレーできる仙台市の「仙台ホデナズバドミントンクラブ」で練習するほか、東京にも出向いて練習会に参加している。
 現在の目標は、12月の日本選手権でのベスト4進出に据える。「世界で戦える選手になり、東京パラに出たい」と夢を描く。
 みやぎ障害者バドミントン協会の坂本勝之理事長は「ショットの力強さは他の選手にないレベル。チェアワークにさえ慣れれば、日本代表に入る力はある」と、今後の成長に大きな期待を寄せる。


2017年09月07日木曜日


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