福島のニュース

<福島廃炉への道>凍土遮水壁の完全凍結開始

8月1日〜31日

【8月】
2日  東京電力福島第1原発で建屋周辺の井戸「サブドレン」のうち、4号機近くの1本の水位が急激に低下。建屋滞留水の水位を一時下回った。東電は当初、水位計の故障と誤って判断し、約20時間後に国などに通報した。東電はその後、周囲で行っていた井戸の掘削工事が原因と推定する調査結果をまとめ、通報・連絡体制の在り方を含む再発防止策を公表した。
4日  1号機タービン建屋で、事故直後の高濃度汚染水を保管していた復水器からの水抜きが完了。
 構内のダストモニター1台が放射性物質濃度の上昇を示す「高警報」を発した。放射性物質の分析の結果、天然核種の影響と判断した。同様の事象は23日にも発生、1号機建屋カバーの解体工事が一時中断した。
16日  多核種除去設備(ALPS)の排水弁から水の滴下を確認。止水テープを巻いて補修した。
21日  2号機使用済み燃料プールの循環冷却を停止した。熱交換器を通さずにプールの水を循環させ、自然放熱でも安定した冷却ができるかどうかを確かめる。9月下旬まで続ける。
22日  1〜4号機建屋の地下に氷の壁を造る凍土遮水壁の完全凍結を開始。山側中央に残っていた未凍結区間(7メートル)の配管のバルブを開け、冷却材を流した。
31日  使用済み燃料を保管する乾式キャスクに、必要な安全解析を行っていない「回収ウラン燃料」4体を2013年11月から収納していたと東電が発表。
 原子力損害賠償・廃炉等支援機構が「戦略プラン」の17年版を公表。1〜3号機の溶融燃料(燃料デブリ)取り出しについて、いずれの号機も格納容器に水を満たさない「気中工法」で、横からアクセスし、容器底部の取り出しを先行させる方針を提案した。


2017年09月07日木曜日


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