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<宮城知事選>民進会派、主戦論盛り上がり欠く 市民団体との温度差鮮明

 任期満了に伴う知事選(10月5日告示、22日投開票)で、村井嘉浩知事(57)の対立候補擁立を目指す市民団体と、県議会の民進党系会派の温度差が際立っている。同会派の遊佐美由紀県議(54)に出馬を要請した市民団体に対し、会派内の主戦論は盛り上がりを欠く。民進党県連は8日に協議する方針だが、結束を図れるかどうかは不透明だ。
 仙台市宮城野区の夢メッセみやぎで7日あった全国和牛能力共進会宮城大会の開会式。村井知事は遊佐氏に駆け寄り、「お手柔らかに」と握手を求めた。遊佐氏は報道各社の取材に「県連幹事会で説明し、対応を検討する。誰も出さないわけにはいかない」と述べた。
 市民団体「県民の県民による県民のための新しい知事を選ぶ会」から5日に起意を促され、回答を留保中の遊佐氏。「擁立を放棄するのは村井県政の肯定に他ならない」(草場裕之事務局長)と前のめりな市民団体に、民進会派「みやぎ県民の声」は距離を置く。
 会派の控室では7日、議員から「大義のない選挙はすべきではない」「勝てない選挙は無理する必要はない」と慎重な意見が漏れた。前回(2013年)の知事選に続く自主投票を容認する声も少なくない。
 藤原範典会長は「遊佐氏が態度を表明しておらず、現段階では何とも言えない。会派が割れず、全員が推せるかどうかが重要だ」と話した。市民団体と共同歩調を取る共産党県委員会の幹部は「早々と不戦敗を決め込めば信頼が崩れ、今後の野党共闘が難しくなる」と動きを注視する。


2017年09月08日金曜日


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