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<全共宮城大会>被災3県の高校生出場 全国へ復興アピール

高校の部の審査に臨む(手前から)岩手、宮城、福島の高校生ら=7日、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎ

 仙台市で7日開幕した全国和牛能力共進会(全共)宮城大会で、初めて開催された復興特別出品区(高校の部)には、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の高校が出場し、震災や東京電力福島第1原発事故からの復興を全国に向けてアピールした。
 柴田農林高(宮城県大河原町)は優秀賞3席(全体で4位)に入り、地元開催のスタートに弾みをつけた。3年の松崎雪菜さん(17)は「入賞できてうれしい。震災に負けず、歩み続けてきた姿を発信できたと思う」と話した。
 盛岡農高(滝沢市)は冬期間に雪上で調教をするなどして牛の足腰を鍛え、大会に臨んだ。3年の根木総司さん(17)は「厳しい環境の中で取り組んできた。力を出し切ることができた」とほっとした表情を浮かべた。
 福島明成高(福島市)は、原発事故で一時全村避難となった川内村で生産された種雄牛の子を出品。3年の渡辺彰悟さん(17)は「福島の牛の良さを全国に見せることができた。少しでも福島が活気づいてくれたらうれしい」と語った。
 大会を主催する全国和牛登録協会の向井文雄会長は「立派に牛を育て、自分たちの思いを伝えてくれた」と高校生らの取り組みを評価。高校の部を次回以降も継続する考えを示した。


2017年09月08日金曜日


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