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東北訪日宿泊者48%増 国際線増や原発事故の風評被害落ち着き要因

 東北運輸局は8日、東北の1〜6月の外国人宿泊者数を発表した。宿泊者数は6県合わせて延べ40万9500人となり、前年同期に比べ48%増えた。国際線とチャーター便が増え、東京電力福島第1原発事故の風評被害も落ち着きつつあるためとみられる。
 各県の宿泊者数は表の通り。県別の伸び率は秋田が68%増で最も多い。次いで青森64%増、岩手と山形47%増、福島43%増、宮城32%増。人数は最多の宮城の9万8370人に青森の9万4740人が迫る。
 運輸局などによると、外国人宿泊者数が伸びた最大要因は国際線とチャーター便の増加にある。中国・天津と結ぶ定期便が今年就航した青森は中国人の宿泊者が3.15倍。岩手、秋田は台湾からのチャーター便で団体の宿泊者が増えた。
 人気の訪問先は1〜3月が山形蔵王や八甲田山、各県のスキー場。4月以降は弘前公園や平泉、花巻温泉などだった。
 国別では台湾の宿泊者が最も多く73%増の14万1970人。84%増の中国が7万6480人で続き、風評被害が根強かった香港も85%増え2万4500人だった。東日本大震災前の2010年と比べると、6県で76%増。被災3県は岩手103%増、宮城52%増、福島13%増だった。
 運輸局は「各県などが実施したプロモーション活動の成果があった。例年、下半期の方が旅行者が多いため今後も期待できる」と分析。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「国際線増加の効果を実感した。リピーターも確実に増えており、この伸びを維持し、拡大させる取り組みを続けたい」と語った。


2017年09月09日土曜日


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