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<わたしの道しるべ>県産品の良さ伝えたい

◎会社社長 広田裕介さん(38)=福島市

 福島市中心部で、福島県産の自然食品の販売店と飲食店を展開する会社を経営しています。社名は菜種油やエゴマなどを扱うから「種の物」を意味する「たなつもの」。農家と消費者をつなぐ役割を果たそうと心掛けています。
 実家は二本松市東和地区で130年続く製粉会社。収益や担い手の確保に苦慮する農家を見て「持続して食べていける農業」を実現したいと、2005年に地元で加工事業を始め、09年に福島市に出店しました。
 東京電力福島第1原発事故後、売り上げは一時約4割に落ち込みました。放射性物質の検査を徹底し、数値を公開する地道な取り組みで、安全への信頼は少しずつ回復。事故後に始めたドライフルーツを用いた「サングリアの素(もと)」は看板商品に成長しました。
 地場産品は地元の人に食べてもらうことが大前提。福島市内で展開する飲食店は、焼き肉や創作料理など4店まで拡大しました。今後は都内に店を構えたいと思っています。県産品のおいしさや安全性を伝え続けていきます。(日曜日掲載)


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2017年09月10日日曜日


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