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<NPOの杜>音楽の神様の願い

 人は、自らの思いや感情を表現する自由を持っている。しかし、何らかの障がいがあるとその機会は減ってしまうのが現状。障がいのある子どもたちの親は、「どこに行ったら音楽が習えるの?」、講師を見つけても「障がい児の教育経験がない」と断られ、悩んでしまいます。
 それを知ったピアノや声楽などプロの音楽家が集まり、15年前、NPO法人ミューズの夢を設立。車いすでも、目が不自由でも、コミュニケーションが苦手な子どもや若者でも、楽しく自由に表現できる場をつくりました。
 仙台市青葉区にあるスタジオでは、さまざまなハンディキャップのある子どもたちが、少人数のグループで、歌やリトミック、合奏など、多様なプログラムを取り入れた音楽クラスで習う一方、お店や作業所などで働く若者たちが仲間と一緒に歌う合唱クラスがあるなど、それぞれの状況に合わせて音楽を楽しんでいます。
 子どもたちは、一人一人が主役になり、生き生きとしてみるみる上達。協調性も育まれていきます。「障がいの有無を超えて音楽やアートの世界に触れ、人生を豊かにしてほしい!」。これがミューズの願いです。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 後藤和広)


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2017年09月11日月曜日


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