宮城のニュース

<郡氏所信表明>無難な船出 与党、市民主役に期待 野党、カラー見えない

 郡和子仙台市長が11日、市議会9月定例会本会議で所信を表明した。無難さが目立ち、少数与党の議会への配慮も随所でにじませたが、市長選で対立候補を支援した「市長野党」の各会派からは苦言が続出した。
 「何より議会の議論を真摯(しんし)に受け止め、共に仙台の未来を輝かせる街づくりに全力を傾注する覚悟だ」。郡市長はポスト復興期の仙台の将来像を示した所信表明をこう締めくくり、議会に協力を呼び掛けた。
 与党会派は、おおむね合格点を付けた。「街の主役は常に人。地域の発展を支える原動力も人」との市長の言及に対し、民進党系の市民フォーラム仙台の岡本章子代表は「市民と一緒に取り組む姿勢を明確に打ち出した」と高く評価。共産党市議団の嵯峨サダ子団長も「市民が主役の市政をつくる決意の表れだ」と期待感を示した。
 社民党市議団の辻隆一代表は「公約のいじめ対策なども盛り込んでおり、評価したい」と語った。
 一方、野党各会派は批判のトーンを強めた。最大会派・自民党の鈴木勇治会長は「郡市長らしさがあまり見えなかった。市長選に国政の構図が持ち込まれ、市政課題の論戦が少なかったことが影響しているのだろう」と指摘した。
 公明党市議団の嶋中貴志団長は「可もなく不可もない印象だが、市財政にほとんど触れていない点は不満だ」と注文。市民フォーラムからの離脱組が多い市民ファースト仙台の柳橋邦彦代表は「郡カラーが全く感じられない」と断じた。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年09月12日火曜日


先頭に戻る