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<全共宮城大会>和牛の祭典 宮城県勢快進撃

優等賞4席となった出品牛と共に、笑顔でパレードに臨む栗原和牛育種組合のメンバー=11日、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎ

 全国の強豪がひしめく和牛の祭典で、地元開催の県勢が快進撃を演じた。11日に仙台市宮城野区の夢メッセみやぎで閉幕した全国和牛能力共進会(全共)宮城大会。県代表牛が初めて区分の首席を獲得するなど9区分中8区分で入賞を果たし、総合4位に輝いた。

 種牛の部の若雌の2(3区)に出品した栗原市の熊谷良太さん(27)は、就農わずか3年目で優等賞4席に入賞。地元の農協職員や他地区の農家の支援を受けての快挙に「多くの人の助言のおかげ。受賞で恩返しができた」と涙ながらに感謝の言葉を口にした。
 栗原和牛育種組合は繁殖雌牛群(5区)に出品し、優等賞4席に入った。頭や尻などが大きく形に優れ、出品群のバランスも取れているとして体積・均称賞も受賞。上位3席にひけをとらない肉質と評価された。
 同組合は若者の就農を促すなど、地域の底上げを図ってきた。出品した兵藤浩さん(57)は「人材育成を強化し、世代を超えて協力した成果だ。九州勢と渡り合えたことは今後の自信になる」と胸を張った。
 繁殖能力から枝肉の質までを競う総合評価群(7区)は、初出品した仙南和牛改良推進組合が種牛群で4位となり、全体でも優等賞6席に進出した。
 組合長の加藤幸一さん(67)=角田市=は「地域の枠を超えた努力を重ね、オール宮城の取り組みが報われた。牛にも負担を掛けたがよく頑張った」と出品したあさこ号をねぎらった。
 みどりの和牛育種組合が優等賞5席に入賞した系統雌牛群(4区)も、牛の健康や繁殖継続性の指標となる肩肉の締まりが評価され、肩付賞を獲得した。
 県農協中央会の高橋正会長は「東日本大震災で被害を受け、大会を開けるかどうか厳しい中で努力し、大躍進を遂げることができた。結果を今後の畜産振興につなげたい」と話した。


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2017年09月12日火曜日


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