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<ほっとタイム>鉄道で東北に恩返し 画家・松本忠さん作品展

展示作品を説明する松本さん=仙台市泉区のアリオ仙台泉店

 ローカル線を中心に描く鉄道風景画家の松本忠さん(44)=さいたま市=の作品展が、仙台市泉区のアリオ仙台泉店で17日まで開かれている。
 東北大の学生時代から列車旅でのスケッチが趣味だった松本さんは28歳で脱サラし、画家に転身。全国各地のローカル線に乗り、400以上の作品を描いた。中でもJRの只見線(福島・新潟県)と五能線(秋田・青森県)には特別な思いがある。
 五能線の車窓から見えた日本海に沈む夕日に感動し、鉄道が好きになった。山あいをのんびり走る只見線に乗り、サラリーマンを辞める覚悟を決めた。「東北が鉄道の素晴らしさを教えてくれた」。その恩返しで、作品の売り上げの一部を東日本大震災の義援金に充てている。
 作品展の来場者にプレゼントがある。自然災害に遭った路線の駅で買った切符を台紙に貼った「応援切符」だ。これまで7000枚以上を手渡した。「被災した路線に、多くの人がまなざしを少しでも向けてくれたらうれしい」と望む。(報道部・八巻愛知)


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2017年09月12日火曜日


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