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<名取・閖上津波訴訟>佐々木前市長ら証人尋問が決定 仙台地裁で来月

 東日本大震災の津波で家族4人が名取市閖上地区で死亡・行方不明になったのは市の防災無線の故障が原因だとして、仙台市の夫婦ら遺族4人が名取市に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が11日、仙台地裁であり、高取真理子裁判長は佐々木一十郎(いそお)前市長ら計9人の証人尋問をすることを正式に決めた。
 尋問は10月16、27両日の2日間に分けて実施し、佐々木前市長の尋問は16日午後に行う。遺族側は震災当日の市災害対策本部の対応や防災無線の管理状況を尋ねる方針。他に遺族側が請求した閖上地区の元住民、市側が請求した現職と当時の市幹部らも採用された。
 仙台市内で記者会見した遺族は「希望していた前市長の尋問が決まり、ほっとした。当時のありのままを話してほしい」と語った。
 尋問に先立ち、地裁は9月21日に現地視察を実施する。防災無線の親機が設置されている市役所屋上や、指定避難場所だった閖上公民館、流出した遺族の自宅跡地を視察し、住民の避難状況などを確認する。


2017年09月12日火曜日


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