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一針一針猫愛らしく 刺繍家・窪田弘子さん、作品展開催

海外向けに作られた窪田さんの本。たくさんの写真で制作過程を紹介している
リアルで愛らしい窪田さんの猫の刺繍作品

 写実的な猫の作品で人気の刺繍(ししゅう)家窪田弘子さん(奈良県橿原市)の「ねこ刺繍展」が9月末まで、仙台市青葉区上杉のカフェ「北四カフェギャラリー グラニーズ」で開かれている。展示しているのは、窪田さんが海外のファン向けに自費出版した本の掲載作品。カフェではこの本も国内で唯一販売し、手芸愛好家らの注目を集めている。

 窪田さんは猫がポケットから顔を出している様子をシャツに刺繍した「ねこシャツ」で知られ、精緻で愛らしい猫の姿は国内外にファンが多い。
 刺繍展では、窪田さんが全編英語の自著「The magic process EMBROIDERED CATS(ザ・マジック・プロセス エンブロイダードキャッツ)」のために刺した猫6点、犬1点を展示。生き生きとした表情や模様、毛並みを作り出す繊細な色使いやステッチをつぶさに見ることができる。
 本は、海外からの要望に応え7月に完成させた。グラニーズ店主の石田英子さん(68)はキルト作家、翻訳家として活動し、インターネットを通じて窪田さんと10年ほど前から交流。本を作る際に英訳を手伝った縁で販売を託され、刺繍展開催につながった。
 「窪田さんの作品は写実的だが冷たくなく、生き物への愛情や優しさが感じられる。じかに見られる機会は貴重」と石田さん。窪田さんは「『刺してみたい』という興味のある方は、ぜひ間近に観察してください」とメッセージを寄せた。
 本はB5判、120ページ、3500円。下描きから完成まで刺繍の過程をこま撮りのように数多くの写真で紹介し、糸の色選びや作業のポイントなどを解説している。グラニーズのブログで通販も受け付けている。
 刺繍展は入場無料。営業時間は平日午前11時〜午後5時半。連絡先はグラニーズ022(211)9070。


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2017年09月12日火曜日


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