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<主砲の一ゲキ 山崎武司>本拠地でCSを/2位狙い強い気持ちで

山崎武司氏

 8月以降に6連敗、10連敗と続き、首位から3位にまで落ちてしまった。球界でもまれに見る失速をした。優勝する最大の条件は、けが人を出さないことだと思っていた。それだけに後半戦に入ってから松井裕、ペゲーロら主力を相次いで欠いたのは痛かった。最も頑張らなくてはいけない夏場に戦力が整わなかった。
 数字上はわずかながら優勝の可能性は残る。だがソフトバンクがマジック5と優勝目前だし、9連勝中のチーム状態がいい。どう考えても東北楽天の逆転優勝は不可能だ。残り23試合、現実的に2位を目指す戦いになる。一番の支えは則本、美馬、岸の3本柱。彼らでどれだけ勝利を重ねられるかが重要になってくる。中でも鍵を握るのは岸だ。

 岸は後半戦8試合で1勝5敗と結果を残せていない。通算でも8勝8敗と貯金できていないのは、チームにとっては誤算だ。好投していることが多いのに、打線との巡り合わせが悪く、勝てないでいる。先制点を許した後も粘り続けるが最後に踏ん張りきれない、という嫌な形が最近続いている。今後は特に先制点を許さないように注意して、打線の援護を待ってほしい。今後4試合程度の登板機会があるだろうが、3勝してチームを引っ張ってくれないと困る。
 打線は得点源となってきたウィーラーの復調が待たれる。自分からボールを捕まえにいく打撃をしている。調子が悪い打者の典型的な打ち方だ。何とかいい形を取り戻してほしい。これからシビアな戦いになればなるほど、1点の重みが増す。得点力は外国人トリオの好不調に左右されることが多かったが、終盤戦だからこそバントや機動力などを絡めて1点を貪欲に取る姿勢が求められる。

 2009年に初めて2位となり、Kスタ宮城(当時)でクライマックスシリーズ(CS)を戦った。大勢のファンから後押しを受けるホームでの方が間違いなく戦いやすい。だから「絶対に2位になり、仙台でCSを戦うんだ」という気概を持ってほしい。残り23試合、2位になるか、3位になるか、まさに正念場だ。自分たちが絶対に上になるんだという気持ちの強さの差が、結果につながると思う。(元東北楽天選手)


2017年09月12日火曜日


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