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<風力発電>導入実績、9年連続青森首位 秋田26.4%増 宮城はゼロ解消

Jパワーの子会社が青森県大間町で稼働させた風力発電所

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2017年3月末時点の風力発電導入実績をまとめた。都道府県別の発電規模は、青森県が前年同月比5.3%増の38万5263キロワットとなり、9年連続で全国1位になった。同じく発電に適した風が吹く秋田県は26.4%の大幅増で、前年の3位から北海道を抜いて2位に躍進した。

 単基10キロワット以上、総出力20キロワット以上の稼働中の発電設備をまとめた実績は表の通り。青森県は、電源開発(Jパワー)の子会社が16年5月に大間町で9基(1万9500キロワット)を稼働させた。県全体の基数は239基となり、北海道に次いで2位だった。
 秋田県は、由利本荘市など6カ所の風力発電所が合わせて33基(7万4153キロワット)を新たに稼働させた。
 16年12月に17基(3万9100キロワット)を稼働させた風の松原自然エネルギー(能代市)は、秋田県内の建設業者など9社と能代市が共同出資して設立。事業費160億円のうち約2億円を市民ファンドで賄っている。市は「経済効果が大きく、再生エネへの市民の理解醸成にもつながる」と説明する。
 福島県は1基増え、山形県はたちかわ風力発電研究所(庄内町)が2基廃止した。岩手県は前年と同じ。宮城県はこれまでゼロだったが、17年1月に気仙沼市民の森風力発電所(気仙沼市)が4基(7480キロワット)を稼働させた。
 東北6県の発電規模は11.3%増の103万4789キロワットとなり、全国の約30%を占める。ただ、風力や太陽光など再生可能エネルギーを受け入れる東北電力の送電網の空き容量が各県で先細っており、今後は導入の鈍化も懸念されている。


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2017年09月12日火曜日


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