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マッカーサーの礼状「心こもったリンゴ感謝」青森の男性保管

マッカーサーからの手紙を手にする西沢さん

 約70年前に連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官のマッカーサー元帥から届いた手紙が、青森県弘前市のリンゴ農家西沢幸清さん(68)宅で保管されている。リンゴを贈られたことへの謝意を伝える手紙で、リンゴを栽培したのが西沢さんの父幸之進さん(2014年死去)だった。
 手紙の宛先は、実際にリンゴを贈った幸之進さんの知人の弘前市の男性。1948年10月23日の日付と、マッカーサーから礼状を書くように頼まれた副官のシドニー・ハフ大佐の直筆のサインも記されている。
 手紙には英語で「彼(マッカーサー)は親切に贈ってくださったリンゴを受け取り、心のこもった行為に深く感謝しています」と書かれている。
 知人とマッカーサーの間柄は不明。手紙は知人から幸之進さんに渡った。西沢さんは約20年前に幸之進さんから譲り受けたが、興味を持つことなく机の中にしまい込んでいた。
 だが、数年前からリンゴの輸出を通じて台湾の人たちと交流しているうちに、手紙が気になり始めた。戦時中に日本の植民地になりながら、今は温かく迎えてくれる台湾の人々に接し、手紙を公にして歴史を振り返ろうと考えた。
 西沢さんは「田舎から贈ったリンゴに、マッカーサーが礼状を書いてくれた。器の大きい人なのだろう」と当時に思いをはせる。


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2017年09月13日水曜日


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