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<塩釜神社勝画楼>調査の研究所「港町塩釜を特徴付ける文化遺産」と評価

 宮城県塩釜市が勝画楼の調査を委託した伝統建築研究所(仙台市)の報告書は「格式を重んじた平面構成を持つ武家の接客空間」などと、建物の文化的価値を高く評価した。
 勝画楼は年代の異なる2棟を接続した複合建造物とみられる。18世紀初め以前に法蓮寺客殿が建てられ、同世紀中期に書院棟を造営、19世紀に改修した。客殿の建築年代は17世紀にさかのぼる可能性もある。
 仙台藩の歴代藩主が塩釜神社参拝の際、食事や着装、休息などで使用したとされる。明治時代の廃仏毀釈(きしゃく)で取り壊しを免れ、料亭として利用された。藩主の参拝の姿を今も伝える建物は貴重だという。
 眺望を重視した懸造(かけづくり)、美術工芸品を備えた室内意匠など建築物としても優れた点がある。大常夜灯(灯台)の台座が建物に隣接して残り、「港町塩釜を特徴付ける重層的な文化遺産」と結論付けた。


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2017年09月14日木曜日


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