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気仙沼サンマまつり中止 不漁で2000匹確保できず

まつりの中止を知らせる張り紙が掲示された海の市

 サンマの極端な不漁のあおりを受けて、第三セクターの気仙沼産業センター(宮城県気仙沼市)などは14日、気仙沼魚市場前の海鮮市場「海の市」で17日に開催する予定だった「海の市サンマまつり」の中止を決めた。一度は日程を延期してイベント実施の望みをつないだが、今週も水揚げが見込めず初めて取りやめとした。
 まつりは、気仙沼漁港で水揚げされたサンマ2000匹を炭火で焼いて無料で振る舞うほか、海の市の各店舗が安く販売する計画だった。当初は10日に開催する予定で準備を進めていたものの、サンマ船が入港しないためにいったん延期。今週も水揚げがなく、中止せざるを得なくなった。
 2016年の気仙沼漁港のサンマ水揚げ量は1万3463トンで本州3位(全国4位)。今季の水揚げ量は不漁だった前季の同時期より50トン少ない186トン。今月3日以降、水揚げがない日々が続いている。
 気仙沼産業センターの斎藤育夫事業統括部長は「これ以上、延期はできない。漁港に隣接する施設として、北海道からサンマを取り寄せて提供するわけにもいかない」と話した。
 サンマまつりは、東日本大震災で被災し、2014年7月に再開した海の市で同年9月に始まった。震災前に17年続いた「けせんぬまサンマまつり」(市など主催)を復活させた。
 気仙沼市の自営業の男性(68)は「昨年は安くて新鮮なサンマを買って知人に贈った。残念だ」と肩を落とした。
 東京で17日にある「目黒のさんま祭」で、市民有志が提供する同漁港水揚げのサンマ5000匹も確保できない。目黒のさんま祭気仙沼実行委員会は、北海道からサンマを取り寄せることも検討している。


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2017年09月15日金曜日


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