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看護師からパン屋に転身 バター、卵使わずふっくら独学製法

開店直前、焼き上がったばかりのパンを並べる浜野さん

 仙台市の起業家向けチャレンジショップ「TRY6」(トライシックス)に、元看護師の浜野有実子さん(44)=太白区=がパン屋を10月8日まで出店している。バターと卵を使わずにふっくら焼き上げた生地が女性客を中心に好評だ。浜野さんは「今回の経験を生かして、近い将来、ぜひ自分の店をオープンさせたい」と手応えをつかんでいる。

 広く親しまれるようにと願って付けた店名は「菜の花パン」。食パン(280円)、あんパン(180円)など定番3種類のほかに、豆乳のクリームパン(180円、水・土)、ココナツオイルのメロンパン(280円、金・土)など曜日替わりで5種類が並ぶ。
 今月からは、TRY6に出店中の手作りジャムの店とコラボしたサクランボのジャムパン(180円、水)も売り出した。
 製法はレシピ本を参考に独学で編み出した。小麦は北海道産ブランドの「キタノカオリ」と「春よ恋」を使う。菓子パンには鉄分が多いレーズンや食物繊維が豊富な小豆など「ちょっとうれしいポイント」(浜野さん)を加えている。
 宮城県内の病院で働いていた約10年前、自宅近所のベーグル店で買ったバターと卵を使わないシンプルな商品のおいしさに驚いた。数年前に趣味でパンを作り始め、味わった友人や家族たちが喜ぶ姿にやりがいを感じるようになった。
 昨年夏、「パン屋になろう」と決意して退職。市起業支援センター「アシスタ」(青葉区)の講座を修了後、今年春に「TRY6」への出店を申し込み、5月20日に店を開いた。
 「子育てや仕事に忙しい20〜40代の女性に喜んでもらえるパンを毎日並べたい」。開店以来、浜野さんの思いは一貫している。
 時々買いに来るという若林区の主婦(38)は「もちもちした食感がすごくおいしい。食べると、良い素材が使われていることがよく分かる」と話した。
 「TRY6」は、仙台市ガス局ショールーム(青葉区中央)内。「菜の花パン」の営業は正午〜午後4時。火曜のみ2時半まで。月曜と木曜定休。
 連絡先はnanohanapan520@gmail.com


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2017年09月16日土曜日


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