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東北の夏祭り人出1548万人 3年連続増加

 日銀の青森、仙台、秋田、福島の各支店は、東北の主な夏祭りの人出をまとめた。16の祭りの合計は前年比0.5%プラスの1548万8000人で3年連続の増加となった。インバウンド(訪日外国人旅行者)が多くなった一方、天候不順が響き、1600万人に迫っていた東日本大震災前の水準には届かなかった。
 各地の人出は表の通り。青森ねぶた祭の282万人が最も多く、仙台七夕まつりの178万6000人、弘前ねぷたまつりの163万人と続いた。青森は、中国・天津との定期便就航や大型クルーズ船の寄港を追い風にインバウンドが増えた。
 昨年12月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に日本の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」が登録された効果も見られた。対象の八戸三社大祭、土崎みなとまつり、花輪ばやし、新庄まつりは、いずれも前年比約1〜3割増。ツアーに組み込む代理店が増えた。
 前年を下回ったのは仙台七夕まつりや秋田竿燈まつりなど五つ。仙台七夕は台風5号の接近に伴い、一部の屋外行事を取りやめた。
 祭り期間中のホテル・旅館はほぼ満室。ユネスコ無形文化遺産に登録された地域では「例年より早い時期に個人客の予約が増加した」などの声が寄せられた。
 調査は各支店が祭りの実行委員会や関連業界に聞き取りした。副島豊仙台支店長は「インバウンドをさらに取り込み、通年の入り込み数を増やす必要がある。民泊の活用やクルーズ船招致は宿泊施設不足への対応策になる」と分析した。


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2017年09月16日土曜日


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