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防災に多様な視点大切 障害者、外国人、性的マイノリティー 仙台でシンポ

多様な視点で災害時の支援を考えたシンポジウム

 障害者や外国人、性的マイノリティーらの視点で災害時の支援を考えるシンポジウム「多様な視点で『防災・減災』に取り組むために−支援のカタチを考える」が17日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台であった。支援に携わる3人の議論に市民約30人が耳を傾けた。
 仙台市のNPO法人イコールネット仙台の主催。市障害者福祉協会の阿部一彦会長は東日本大震災での避難所運営を振り返り「どこも障害者への配慮に欠け、生活しにくい場所だった」と指摘。「外見では分からない障害もあり、それぞれの地域でどう理解を進めるかが大事だ」と語った。
 仙台白百合学園高の鉢呂智子教諭は、高校生が外国人に聞き取りしながら英語の防災パンフレットを制作したことを紹介。「従来は日本人の視点で作られ、困っている人に合った内容ではなかった」と述べた。
 「性と人権ネットワークESTO」(秋田市)スタッフの内田有美さんは「社会の理解が乏しく、当事者が避難所などでカミングアウトするのは難しい。バリアフリーのトイレや個別のシャワー室など、障害者や妊婦らを含め誰もが使いやすい環境を整える必要がある」と強調した。


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2017年09月18日月曜日


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