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<ツール・ド・東北2017>「トモダチ作戦」米海兵隊員が応援 念願の再訪

参加する米軍の同僚と固い握手を交わすマルケズ上級曹長=17日午前6時ごろ、石巻市の石巻専修大

 東日本大震災直後、米軍が被災地で展開した支援活動「トモダチ作戦」に参加した米海兵隊員が17日、石巻市で出走した仲間の米軍人ライダーに声援を送った。米海兵隊キャンプ・コートニー(沖縄県うるま市)所属のマリオ・マルケズ最先任上級曹長(46)。気掛かりだった被災地を訪れ、着実な復興を感じ取った。
 「みんな準備はいいか」。マルケズさんは17日早朝、スタート直前の米軍人ライダーたちとハイタッチをし、気合を入れた。
 沖縄の普天間基地所属だったマルケズさんが軍用ヘリで、傷ついた宮城県沿岸の上空を飛んだのは震災発生2日後。眼下の光景に「信じられず、涙が出た」と振り返る。
 「トモダチ作戦」では1カ月間、山形県などの後方支援地で海兵隊の派遣計画作りや隊員の心身ケアに従事した。疲労がたまったり、余震に不安を抱いたりした隊員を「日本人は今、もっと大変なんだ。頑張ろう」と励ました。
 その後日本を離れ、2015年に再来日し、ツール・ド・東北を知った。震災直後に上空から望んで以来、ほとんど訪れることがなかった被災地を見たいと、今回休暇を取って来た。
 16日は車で石巻、気仙沼両市などを回ったマルケズさん。「津波の痕は残るが街ができていた。復興が進んでいることが分かり、うれしかった」と話した。
 今回ライダーとして参加予定だったが、左膝をけがして断念した。「来年は是非」と再挑戦を心に誓う。


2017年09月18日月曜日


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