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<ツール・ド・東北2017>地域住民ら、ASで自慢の味を振る舞う

神割崎ASで南三陸シーフードカレーを受け取る参加者=17日午前10時55分ごろ、南三陸町戸倉
参加者(左)に温かい女川汁を手渡す住民ら=17日午前10時35分ごろ、女川町女川浜
雄勝ASでは焼きたてのホタテが振る舞われた=17日午前10時ごろ、石巻市雄勝町

 ライダーが立ち寄るASでは早朝から、地元住民が準備した地域の名産を振る舞った。
 石巻市雄勝町の雄勝ASでは、早朝に水揚げしたホタテを焼いた。2013年の第1回から夫婦で参加する東京都の会社役員田中知世之(ちよの)さん(38)は「毎年ホタテを楽しみにしている。うま味があっておいしい」と喜んだ。地元住民らによる勇壮な太鼓の演奏もあり、ライダーを元気づけた。
 大漁旗を振って歓迎したのは、宮城県女川町のJR女川駅前に設置された女川AS。町観光協会の阿部淳理事(43)は「復興はまだこれから。多くのライダーに来てもらえてうれしい」と声を弾ませた。
 女川ASではサンマのつみれが入った「女川汁」を提供し、好評だった。
 熊本地震で自宅が半壊した熊本市西区の会社員野口ゆかさん(41)は、東日本大震災の被災地を見ようと初めて参加。「女川汁で体が温まったので、最後まで頑張りたい」とペダルに力を込めた。
 宮城県外から訪れたボランティアも、被災地への思いを胸に活躍した。
 宮城県南三陸町の神割崎ASでヒジキやワカメを使った手作りおにぎりを配った岡山県の大学2年高田紫野さん(19)は「復興の力になりたいと思い、応募した。ライダーとの交流もあり、参加して良かった」と笑顔を見せた。

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 ツール・ド・東北2017は最終日の17日、台風18号の接近に伴い、気仙沼市スタートの「気仙沼フォンド」など一部コースを短縮して行われた。エイドステーション(AS)は予定の10カ所が7カ所に減ったが、地域の人たちは空模様を気にしながら、地元の味でライダーをもてなした。仮設住宅では住民が沿道に出て声援を送るなど、さまざまな交流が生まれた。


2017年09月18日月曜日


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