宮城のニュース

<ツール・ド・東北2017>気仙沼にサイクルツーリズム定着の機運高まる

気仙沼湾沿いのコースを駆け抜ける参加ライダー=17日午前6時50分ごろ、気仙沼市港町

 気仙沼市は、ツール・ド・東北のコースに加わり4年目、スタート地点となり3年目を迎えた。参加者の評判は上々で、地元ではサイクルツーリズム定着に向けた機運が年々高まった。
 気仙沼プラザホテル前を午前6時半に、ライダー約300人が出発。大会初参加の千葉県習志野市の会社員小山賢人さん(31)は「漁港の活気や三陸海岸の風景は魅力的。一度走ってみたかった」と喜んだ。
 宮城県の2016年観光統計概要では、気仙沼圏域の観光客数は震災前の10年比で40.4%減の216万人。交流人口の拡大に向け、地元では自転車を生かした観光に期待が集まる。
 3年連続でボランティアとして参加した気仙沼市議の村上佳市さん(60)は「市内や大島を巡る自転車コースがあれば、愛好者を呼び込めるはずだ」と訴える。
 スターターを務めた菅沼真澄副市長(41)は「大会を契機に、ライダー間に気仙沼の魅力が広がった。サイクルツーリズムの下地はできつつある」と話した。

        ◇        ◇        ◇

 ツール・ド・東北2017は最終日の17日、台風18号の接近に伴い、気仙沼市スタートの「気仙沼フォンド」など一部コースを短縮して行われた。エイドステーション(AS)は予定の10カ所が7カ所に減ったが、地域の人たちは空模様を気にしながら、地元の味でライダーをもてなした。仮設住宅では住民が沿道に出て声援を送るなど、さまざまな交流が生まれた。


2017年09月18日月曜日


先頭に戻る