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復興祈念公園で初の植樹祭開催へ「次世代へメッセージ届けたい」

植樹祭に向けて苗木の生育状況を確かめる古藤野さん

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市南浜、門脇地区に県内唯一の国営追悼施設を整備する石巻南浜津波復興祈念公園で23日、「復興の森づくり植樹祭」が初めて行われる。2020年度の公園完成までに約10万本を植える計画。主催者は「被災した場所が緑あふれる公園に生まれ変わる第一歩。次世代に復興のメッセージを届けたい」と意気込む。
 祈念公園で伝承や市民活動に携わる民間18団体でつくる「参加型維持管理運営協議会」が主催。祈念公園は3月に着工し、1〜1.5メートルのかさ上げ工事が終わった約1700平方メートルの土地に、クロマツやアカマツなど約40種類の樹木の苗木約3000本を植える。
 祈念公園は38.8ヘクタールの敷地に追悼の広場やビジターセンター、多目的広場などを整備する。各エリアを取り囲むように自然が感じられる空間を作る計画で、20年度までに約10万本を植える。完成後、さらに7年かけて10万本増やす構想もある。
 協議会で植樹活動の中心となるのは市内のNPO法人「こころの森」。14年から毎秋、近くの日和山や牧山などを歩いて樹木の種やドングリなどを拾い、祈念公園敷地内のビニールハウスで発芽させ、苗木になるまで育てている。
 「津波で何もかも失った場所に種から育てた森をつくることが復興のメッセージになる」と代表の古藤野靖さん(58)。初の植樹祭は500人規模のボランティアを見込んでおり、「人が集まって笑顔になる場所をつくりたい。今回はそのスタート。興味がある方はぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
 植樹祭は午前9時に受け付け開始、活動は午前10時〜正午。参加無料。軍手や帽子は要持参。連絡先は古藤野さん090(6682)2777。


2017年09月19日火曜日


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