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<ほっとタイム>場所違えど復興支援

地元住民と交流する安部さん(右)

◎レイテ島の「カカオガール」

 第2次大戦末期、日米の激戦地となったフィリピン・レイテ島。島内の人口約2万のマタグオブという町で、日本人女性がカカオを栽培する地元農家を支援している。
 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員安部由香子さん(28)。昨年7月に派遣された。バイクに乗り、山奥の農家を見回る。「異文化を学べて楽しい」と笑顔を見せる。
 安部さんは水戸農業高(茨城県那珂市)の教師。途上国支援に参加したのは、東日本大震災がきっかけだった。父親が仙台出身で、親類は今も多く住んでいる。被災地も訪ねた。
 レイテ島は2013年11月、大型台風の被害に遭った。マタグオブもたくさんの家屋が被災し、カカオ農場も大半が消失した。震災被災地の記憶と重なり、この地の復興を支援したくなった。
 「カカオガール」。住民からはそんな愛称で呼ばれ、マタグオブにすっかり溶け込んだ。「カカオで知られる町にしたい」と目を輝かせた。(報道部・山口達也)


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2017年09月19日火曜日


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