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<台風18号>気仙沼で1万人に避難勧告

冠水した道路を確認する消防署員=18日午前4時35分ごろ、気仙沼市南郷

 大型の台風18号が東北の日本海沿岸部を北上した18日、各地で大雨や強風による被害が発生した。むつ市や気仙沼市は河川氾濫の危険があるとして、一部地域の住民に避難勧告を発令した。最大瞬間風速41.7メートルを記録した八戸市では、女性2人が転倒するなどして軽傷を負った。
 仙台管区気象台によると、各地の最大瞬間風速は酒田市浜中32.4メートル、宮城県女川31.5メートルなど。降り始めから18日午後4時までの総雨量は岩手県大槌町新町250.0ミリ、福島市鷲倉180.5ミリ、仙台市泉ケ岳132.0ミリなどだった。
 むつ市大畑地区の大畑川が氾濫危険水位を超え、市は51世帯105人に避難勧告を出した。気仙沼市でも大川などで氾濫の恐れがあり、4355世帯1万161人に発令。体育館に避難した同市南郷の会社員男性(27)は「道路が冠水して車が出せなかった。膝まで水に漬かって焦った」と話した。
 釜石市では中心部の2地区が冠水。東日本大震災で被災し、再建したばかりの店舗も被害を受けた。3月に居酒屋を開業した沓掛秋子さん(74)は「せっかく再建したのに…。テーブルなど全て洗わないといけない」と嘆いた。
 強風の影響で鉄道や空の便など交通機関も乱れ、秋田新幹線で最大2時間11分の遅れが出た。鶴岡市藤島では倒れたフェンスがJR羽越線の架線に接触し、特急列車が発車できなくなるトラブルがあった。
 東北電力によると、倒木による配電線の断線などが原因で、6県の延べ4万2986戸が停電した。


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2017年09月19日火曜日


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