宮城のニュース

石巻市立病院1億2000万円赤字 16年度再建後に患者数戻らず

 東日本大震災で被災し、昨年9月にJR石巻駅前に移転新築した石巻市立病院の2016年度決算がまとまり、約1億2000万円の経常損失を計上した。当初見込みより赤字幅は小さかったものの、5年半の休業期間で患者離れが進み、医師の充足が急務になっている。
 市病院局によると、経常損失は決算見込みの赤字額より約1億3000万円縮小した。患者数が目標に及ばず医療経費が圧縮されたほか、人件費や維持管理費が見込みより少なく済んだのが要因という。
 外来患者は昨年9月〜今年3月で1日平均93.2人にとどまり、目標の199.1人を大きく下回った。病床(180床)利用率は47.6%で、目標の65%より17.4ポイント低かった。
 利用者の伸び悩みは医師不足が一因で、手術日には外科、整形外科の外来診療をできなかったり、午後診療をしたくてもできなかったりするという。医師数の目標は常勤20人だが、現在は常勤17人に東北大病院からの派遣1人に加え、東北医科薬科大病院などの応援医師で対応している。
 市は2月に作成した病院改革プランで20年度の黒字転換を目指す。病院総務課の阿部仁課長は「医師を充足させ、患者数を目標に到達できるように努力したい」と話す。


関連ページ: 宮城 社会

2017年09月20日水曜日


先頭に戻る