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清新な世界観じっくり鑑賞 気仙沼・唐桑出身詩人の梶原さん 生家の神社にギャラリー

ギャラリーの完成をテープカットし祝う梶原宮司(中)ら
梶原しげよさん

 気仙沼市唐桑町出身の女性詩人・梶原しげよさん(1920〜2015年)を記念するギャラリーが19日、生家である早馬神社境内に開館した。詩集や自筆の手紙、執筆に使っていた机など約100点を展示し、彼女のみずみずしい作品世界を伝える。

◎詩集や執筆机100点展示

 ギャラリーは木造平屋で参拝者休憩所と併設されている。約30平方メートルの展示スペースには、梶原さんの詩を記したパネルや、各国から贈られた受賞トロフィーやメダルなども並ぶ。
 梶原さんは県内で教員を務め、結婚後は首都圏を拠点に詩作を続けた。1959年に第1詩集を出版して以来、半世紀以上にわたり一貫して生と死をテーマに歌った。
 残した16冊の詩集の原点には、海と向き合って生きる唐桑の人々と豊かな自然があった。英語、フランス語、中国語などに翻訳され各国の文学賞を贈られるなど、海外でも高く評価されている。
 開館式には氏子や地域の住民ら約50人が出席した。梶原さんのおいで同神社の梶原忠利宮司(77)らがテープカットした後、館内を見学した。
 忠利さんは「叔母の作品の中には、唐桑の風土が生きている。詩を愛する人が憩える場にしたい」と話している。


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2017年09月20日水曜日


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