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<楽天>美馬壁破った 自身初の10勝、誕生日完封で飾る

完封で自身初の10勝目を挙げガッツポーズする東北楽天の美馬(坂本秀明撮影)

 最後の打者を打ち取った瞬間、東北楽天の美馬が右の拳を握り締めた。3安打完封で自身初のシーズン10勝目に到達。昨季9勝止まりだった右腕が今季5度目の挑戦で節目の勝ち星をつかんだ。「去年からものすごい壁を感じていた。破ることができて本当にうれしい」と喜びに浸った。
 127球の熱投で三塁を踏ませなかった。140キロ台後半の直球を軸に変化球を低めに集め、相手打線を手玉に取った。無四球と制球もさえ、「これまでは抜けた球が点に絡むことが多かった。常に丁寧に投げることを意識した」と最後まで集中力を切らさなかった。
 今季は「運を少しでもつけよう」と、選手が使うクラブハウスの浴室に、高圧洗浄機を持ち込み、自主的に掃除していた。「すごいタイミングで、いろいろな力が作用してくれたのかな」。ちょうど31歳の誕生日の試合で、今季初の完封勝利、そして自身初の2桁勝利という最高のプレゼントが待っていた。
 チームは約2カ月ぶりの3連勝。2位西武が敗れたためゲーム差は2に縮まった。「チームと自分にとっていい勝利になった」と美馬。復調のきっかけをつかんだ右腕の表情に明るさが戻った。(佐々木智也)


2017年09月20日水曜日


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