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<金足農高>菓子パン、カップスープ…企業と連携、商品続々開発 スーパーで売り込み実践

スーパーの店内で新製品を売り込む金足農高の生徒たち

 秋田市の金足農高は、地元スーパーや食品メーカーと連携した商品開発に力を入れている。本年度は、地元産の果物を使った菓子パン、カップスープなど3商品を手掛けた。商品化を通じて実践的に学んでもらう狙いがある。

 「稲庭うどんが入った即席スープです。ご試食いかがですか」。同市土崎港北7丁目のスーパーで今月5日、同校3年の佐藤瑠香さん(18)ら3人が新商品を来店客に勧めた。生徒が開発に携わった東洋水産(東京)の「誉れの秋田 和風鶏だしスープ」だ。
 昨年秋、当時の3年生が授業で考案した内容を基に、食品流通科の女子3人がレシピを作成。同社主催の高校生メニューコンテストで選ばれた。
 生徒は、当初はきりたんぽを考えたが、凍結乾燥する工程を考慮して秋田県特産の稲庭うどんを短くして使うことを提案。味の確認などに1年近くかけ、商品化した。提案したグループの一人、秋田市の会社員石郷岡玲奈さん(18)は「セリの香りやうどんの食感、コストとの両立に苦労した」と振り返る。
 即席スープづくりを指導した猿田美樹教諭(家庭科)は「チームで働くことや企業とのやりとりを通じ、意見の表し方や達成感を学べる」と意義を語る。
 生徒は地元のスーパーと弁当のメニューを考案したり、コンビニや製パン業者とパンの開発に携わるなどしてきた。現在も新商品発表に向けて最終調整をしているという。
 これまでの成果は、10月21、22の両日、秋田市で開かれる「第27回全国産業教育フェア秋田大会」(さんフェア秋田2017)で発表される。


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2017年09月20日水曜日


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