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仙台−タイ便復活へ企業進出支援 ビジネス需要増やし誘致

仙台空港=2017年6月

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)と豊田通商(名古屋市)、七十七銀行は、仙台−タイ・バンコク便の復活を目指し、東北の企業のタイと周辺国への進出を促す共同事業を始める。地域間の人とモノの流れを活発にし、定期便の就航につなげたい考え。陳情活動などとは異なる、民営空港ならではのアプローチで路線開拓を目指す。

 仙台国際空港は、国際線の新たな就航地として東南アジアの中心であるバンコクを重要視。タイから東北には一定の観光客が訪れており、今後はビジネス需要を増やして日本人搭乗客を確保することが、現地の航空会社へのアピールに有効と判断した。
 タイは東南アジアの製造業の拠点で、トヨタ自動車など日系自動車メーカーが工場を構える。東北は自動車部品などの関連企業が多く、タイへの拠点進出や製品輸出が進めば人的、物的交流の拡大が図られる。
 豊田通商はトヨタグループのノウハウなどを生かし、現地での拠点整備や従業員雇用、製品輸出を後押しする。七十七銀行は資金面や現地企業とのマッチングなどでサポートする。
 3社は支援事業の第1弾となるセミナーを10月12日に仙台空港で開く。エコノミストによるタイの政治経済動向の解説や進出した国内企業の事例を紹介する。
 年度内には関心が高い企業を対象に現地視察などを計画。仙台国際空港の担当者は「タイへの路線は是が非でもほしい。地元企業とタイ周辺との交流を拡大し、路線誘致につなげたい」と話した。
 仙台−タイ・バンコクの定期便は、タイ国際航空が2013年12月に就航したが、タイの反政府デモの影響で搭乗率が落ち込み、14年4月に休止した。


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2017年09月23日土曜日


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