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<宮城知事選>構図固まり初の週末 現職と新人の両陣営、決戦へ加速

左写真は市民団体の決起集会で結束を呼び掛ける多々良氏=2017年9月23日午後5時45分ごろ、仙台市青葉区。右写真は自民党県連の会議で4選への意気込みを語る村井氏=2017年9月23日午後2時40分ごろ、仙台市青葉区

 任期満了に伴う宮城県知事選(10月5日告示、22日投開票)で、現職と新人による対決の構図が固まって初の週末となった23日、両陣営は選挙戦への動きを本格化させた。4選を狙う村井嘉浩氏(57)は自民党県連の関係者と選挙態勢を確認し、新人の団体役員多々良哲氏(58)は市民団体の決起集会で気勢を上げた。
 村井氏は、仙台市青葉区の江陽グランドホテルであった自民県連の支部長・幹事長会議に出席。約150人の党員を前に「東日本大震災からの復興を果たすため、再び当選したい強い気持ちがある」と決意を訴えた。
 同日投開票が有力視される衆院選に触れ「選挙カーで自民の候補者名を連呼する。宮城1〜6区で全勝できるように働く」と連携を強調。自民出身の立ち位置を前面に出し、戦いに挑む考えを鮮明にした。
 村井氏は告示日の遊説日程も明らかにした。東京電力福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の処分場建設候補地となっている栗原市、加美町、大和町に選挙カーで赴き「住民におわびし、今後の考え方を直接お伝えしたい」と話した。
 会場には衆院選に立候補する現職5人も並び、結束をアピールした。愛知治郎県連会長は「知事選と衆院選の県内全選挙区で必勝を期す。全力の応援をお願いしたい」と呼び掛けた。
 多々良氏は夕方、青葉区の肴町公園で決起集会に臨んだ。共産、民進両党の地方議員と市民約250人を前に村井県政の経済政策を批判し「農業や漁業の1次産業を基盤に豊かな経済を形成していくのが私の富県戦略だ」と訴えた。
 東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県の米山隆一知事が、再稼働前に福島第1原発事故の検証を求めている姿勢に触れ「県民の命に関わる原発政策に責任を持つのは当然」と指摘。東北電力女川原発の再稼働反対を掲げ「廃炉後を協議する県独自の検討委員会を設置したい」と述べた。
 選挙戦に向け多々良氏は22日、安住淳民進県連代表と会談。衆院宮城1、2区の党公認候補者と連動して戦う方針を確認し、態勢づくりを急いでいる。
 多々良氏を支援する市民団体の共同代表を務める鹿野文永元宮城県鹿島台町長は「昨年の参院選、今年7月の仙台市長選で実現した野党と市民の共闘で知事選を勝ち抜く」と力を込めた。


2017年09月24日日曜日


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