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航空少年団員不足SOS ピーク時60人→塾通いや部活などで減少、9人に

一日空港大使に任命され、敬礼する森君(左)と吉田さん

 宮城県内の子どもたちが航空分野について学び、心身を鍛える「岩沼航空少年団」(岩沼市)が団員不足に陥っている。塾通いなどに忙しい子どもたち(一般団員)の入団が伸び悩むほか、活動を支える大人(幹部団員)の担い手も足りない。関係者は仙台空港(名取市、岩沼市)が立地する地域特性を挙げ、「活動を充実させ、大空に憧れる子どもを増やしたい」と意気込む。
 23日に開かれた仙台空港祭。少年団員の岩沼市玉浦小6年森創太カ君(12)と同4年吉田理笑(りえ)さん(9)が、一日空港大使として大勢の市民らを前にきりりと敬礼をした。
 森君と吉田さんは普段立ち入ることのできない管制塔を視察し、空港長のいすにも座った。少年団員だからこその得がたい体験で、2人は「すごい」「緊張した」などと上気した顔で空港内を回った。
 少年団は1990年に結成。植樹や清掃、芋煮会など月数回の活動を続ける。ピーク時の91年には約60人の一般団員がいたが、現在は9人だけ。整列や行進といった訓練などがやりづらくなっているという。
 子どもたちは、サッカーなどのスポーツ少年団や学習塾、部活動などを理由に次第に離れていった。活動費に充てられる年会費(最大1万2000円)に尻込みをする保護者もいる。
 また、子どもたちの送迎など少年団活動を切り盛りする幹部団員の減少も悩みの種だ。地域の消防団と同様に、農家や自営業者が減って担い手不足が進む。
 少年団で活動していた子どもがパイロットになった例もある。副団長の斎東一さん(64)は「岩沼は空の街。大空に憧れ、航空関係を目指す子どもを増やしたい」と入団を呼び掛ける。
 団員は小学生以上で、住所は問わない。連絡先は斎さん090(5358)9779。


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2017年09月24日日曜日


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