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サンマ、宮古で「最遅」初水揚げ 深刻な不漁で関係者の表情険しく

宮古市魚市場に今季初めてサンマが水揚げされた

 岩手県宮古市の市魚市場に23日、今季初となるサンマが水揚げされた。記録の残る2003年以降で最も遅い。同市ではサンマの深刻な不漁で全国への直送便を中止するなどの影響が出ており、初水揚げにも関係者の表情は険しい。
 北海道沖の公海で操業したいわき市の「第11権栄丸(ごんえいまる)」(199トン)が約20トンを水揚げした。140グラム未満の中型が大半で、1キロ当たり720〜800円の高値で取引された。
 市魚市場は当初、9月中に1600トンの水揚げを見込んでいたが、大きく出遅れた。須藤水産(宮古市)の須藤征雄社長(73)は「ようやく水揚げされたがサイズが小さく、今後の見通しは良くない」と話す。
 24日は、魚市場恒例の「宮古秋刀魚(さんま)フェスタ」が開催される。イベント向けに、この日水揚げされた2500匹を確保できた。冷凍物などの使用を検討していた関係者は「なんとか間に合った」と胸をなで下ろした。
 魚市場の大沢春輝参事は「今年は本当に厳しい。10月は魚群が移動して三陸の水揚げが上向くはずなので、これからに期待するしかない」と話した。


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2017年09月24日日曜日


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