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高さ56m 被災の釜石港でガントリークレーン稼働 国際物流拠点へ発展加速

岩手初のガントリークレーン運用開始を祝った式典

 東日本大震災からの復興支援で大阪府が岩手県に無償譲渡し、釜石港(釜石市)に設置されたガントリークレーンの運用開始式典が23日、現地であった。関係者約70人がコンテナ定期航路の拡充に不可欠なクレーンの整備を祝い、国際物流拠点化の加速を期待した。
 ガントリークレーンの導入は県内の港で初めて。高さ56メートル、重さ557トンで、岸壁に敷設された専用レール上を移動する。1時間に積み降ろし可能なコンテナは25〜40個、作業効率は既存クレーンの約3倍となる。
 達増拓也岩手県知事は「釜石港の大きな力となり、取扱貨物量が飛躍的に伸びることを期待する」とあいさつ。竹内広行大阪府副知事は「震災復興のシンボルであり、大阪と岩手の絆の証しだ」と祝辞を述べた。
 式典ではクレーンの実演があり、船からつり上げたコンテナを滑らかに水平移動させ、岸壁に下ろした。
 釜石港では海外の大手海運2社が定期フィーダー(支線)を運航し、年内には新たな国際コンテナ航路も就航予定。既存クレーンの荷役能力不足でコンテナ船大型化に対応できず、ガントリークレーン導入は関係者の悲願だった。


2017年09月24日日曜日


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