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<衆院選東北>定数減に突然の解散風…立候補予定者、困惑と緊張感

衆院解散を目前に、選挙準備が本格化する事務所で支持者に頭を下げる候補予定者(右)=24日、仙台市(写真は一部加工しています)

 10月10日公示−22日投開票の日程が固まった衆院選に向け、東北の小選挙区に立候補する予定者は23、24の両日、地元に張り付き、選挙戦への準備を加速させた。投開票まで約1カ月という短期決戦を目前に控え、各選挙区は一気に緊張感が高まっている。

 県内の定数が4から3に減り、区割りが見直された岩手3区。自民現職は24日朝、新たに選挙区に組み込まれた一関市に入り、告示された市議選候補者の出陣式に駆け付けた。「時間は少ないが、顔を覚えてもらえるよう頑張りたい」と話し、候補者の選挙カーに同乗し、市内を回った。
 青森1区の民進現職は青森市内で街頭演説に立ち、「加計(かけ)学園や森友学園(の疑惑)から逃げた追い込まれ解散だ。無責任で理解に苦しむ」と安倍政権の対応を強く批判。区割り変更で新たに選挙区となった同市浪岡地区にも足を運び、名前を売り込んだ。
 突然の解散風に戸惑いをのぞかせる陣営も。秋田3区の自民現職は秋田市内であった会合で「突風のように吹いてきた」と振り返り、「アベノミクスの成功か失敗かが必ず問われる選挙になる」と強調した。
 岩手2区の民進元議員は会合や支持者回りを慌ただしくこなした。「時間はないが組織は逆に引き締まっている。やるしかない」と緊張の面持ち。宮城2区の民進元議員も「こんなに早いとは想定していなかった。死に物狂いで戦う」と決意を語った。
 福島県国見町で23日にあったイベントでは、福島1区に立候補予定の自民、民進の両現職が鉢合わせする場面があった。来賓席で隣同士になった2人は言葉をほとんど交わさず、周囲には緊張感が漂った。
 昨年7月の参院選で、東北6選挙区は自民党が1勝5敗と大敗した。山形1区の自民現職は山形市であった党県連主催の政経セミナーであいさつし、「参院選の敗戦を挽回するための『10月22日』にしたい」と力を込めた。
 宮城6区の共産新人は23日、大崎市内の商業施設などで演説し、「党利党略のための謀略解散だ。数の力で押し通す横暴な独裁政治にノーを突きつける」と批判のボルテージを上げた。


2017年09月25日月曜日


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